下町探訪第128回(東京大空襲の爪痕を訪ねて⑤)
2020年5月29日 下町散歩
資料センターからは、猿江恩賜公園を目指し、再び横十間川親水公園に入ります。水郷の町、江東区の水辺の散歩も満喫して下さい。 ほどなく、小名木川クローバー橋を渡ります。この橋は、横十間川と小名木川の交差路の四隅をクローバ …
下町探訪第127回(東京大空襲の爪痕を訪ねて④)
2020年5月15日 下町散歩
石田波郷宅跡から小名木川線の高架下をくぐって、横十間川親水公園方向へ500mほど行くと、江東馬頭観世音があります。 その紹介の前に、この観世音の由来に深く関わる命からがらの体験をされた小久保たか子さんの話を聞いてみま …
下町探訪第126回(東京大空襲の爪痕を訪ねて③)
2020年5月7日 下町散歩
深川高校から四ツ目通りを北上します。その途上にある江東区役所の正面に1982(昭和57)年3月10日、「希い」と記された母子像が生まれました。 当時都立第三商業高校の美術教師であった横山文夫の作品です。子どもを守ろう …
下町探訪第125回(東京大空襲の爪痕を訪ねて②)
2020年4月22日 下町散歩
地下鉄東西線東陽町駅前四つ目通りと永代通りの交わる交差点の西側に、東陽公園があります。何の変哲もない小さな公園です。この公園、そのすぐ北側の東陽小学校、および、そのまた北側の深川高校一帯は、東京大空襲で数多くの犠牲者を …
下町探訪第124回(東京大空襲の爪痕を訪ねて①)
2020年4月13日 下町散歩
1941(昭和16)年12月10日の真珠湾の奇襲攻撃で始まったアジア太平洋戦争。初めの半年近くは快進撃でしたので、軍部は米英戦争など朝飯前という驕慢な態度を持つようになっていました。そんな軍部の影響を受けた作家の一人亀 …
下町探訪(第123回 鬼平ゆかりの地を訪ねて⑦)
2019年9月20日 下町散歩
鬼平は、多くの人に愛されました。だが、必ずしも立身出世をしたわけではありません。 「火附盗賊改」本役の在任期間は、天明8年(1788年)10月から死去する寛政7年(1795年)5月まで足掛け8年もの長きにわたります。「火 …
下町探訪(第122回 鬼平ゆかりの地を訪ねて⑥)
2019年9月9日 下町散歩
大分寄り道をしてしまいました。歩みを進めましょう。弥勒寺から清澄通りを南下して新大橋通りを左折して、菊川まで歩くと鬼平の屋敷跡に着きます。 &nb …
下町探訪(第121回 鬼平ゆかりの地を訪ねて⑤)
2019年8月4日 下町散歩
鬼平は、今見てきたような「火付盗賊改」の悪評を見事に跳ね返してしまいました。今回は、その秘密を探ってみます。 まず、第一番目に目に付くのが、庶民への気配りです。 松平定信の側近の水野為長が、幕府探索報告書と …
下町探訪(第120回 鬼平ゆかりの地を訪ねて④)
2019年7月22日 下町散歩
清澄通りを、南側に森下方面に歩き、角をちょっと左に曲がると弥勒寺があります。真言宗豊山派関東四ヶ寺の一つとして、法恩寺と同様に触頭(ふれがしら)を勤めた大寺でした。安政大地震までは塔頭6ヶ寺、及び、多数の末寺を有してい …
下町探訪(第119回 鬼平ゆかりの地を訪ねて③)
2019年6月29日 下町散歩
高杉道場から大横川親水公園に戻り、清平橋を渡って西へ少々歩くと、相模の彦十の家があります。今は小さな公園になっています。 「彦十は、このとき五十六歳。むかしから本所に巣食っていた香具師あがりの無宿者で、まだ銕三郎を名のっ …