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人情弁護士の下町探訪

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下町探訪(第118回 鬼平ゆかりの地を訪ねて②)

春慶寺から浅草通り沿いを西へ業平橋まで歩きます。 道中、遠江国横須賀藩三万五千石の西尾隠岐守下屋敷の高札があります。    <西尾隠岐守下屋敷跡> 鬼平の時代、周辺は穏やかな田園風景が広がる行楽地ではありましたが、夜にな …

下町探訪(第117回鬼平ゆかりの地を訪ねて①)

 江戸後期の火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためがた)長谷川平蔵、通称「鬼平」は、池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」によってあまりに有名です。これまで松本幸四郎、丹波哲郎、萬屋錦之助、中村吉右衛門がテレビドラマで鬼平を演じ、 …

下町探訪(第116回芭蕉ゆかりの地を訪ねて⑥)

 臨川寺のすぐ南側に清澄庭園が広がります。泉水・築山・枯山水を主体にした回遊式庭園で、東京都指定名勝になっています。紀伊国屋文左衛門、岩崎弥太郎の邸宅になったこともある名園です。       <涼亭>  ここには有名な「 …

下町探訪(第115回芭蕉ゆかりの地を訪ねて)

 日本橋で俳句の宗匠として、それなりの名声を得て安定した生活をしていた芭蕉が、どうしてそのような生活捨てて、寂れた田舎の深川の地に引っ越すことにしたのか?  この点は、大きな謎となっています。それまでの俳諧の否定説、宗匠 …

下町探訪(第114回芭蕉ゆかりの地を訪ねて④)

芭蕉は、1680年(延宝8年)冬に深川の芭蕉庵に移り住みました。 芭蕉の住んでいた裏店近辺の日本橋三越から芭蕉庵までは、日本橋人形町、新大橋通りを経由して新大橋で隅田川を渡ります。 <新大橋> 新大橋というと新しい橋のよ …

下町探訪(第113回芭蕉ゆかりの地を訪ねて③)

日本橋小田原町に居を定めた芭蕉は、1677年(延宝5年)から1680年(延宝8年)までの四年間、神田川の水道工事に従事しました。 「町触(まちぶれ)」に神田上水の改修工事に携わったことを示す記載が残されていますので、その …

下町探訪(第112回芭蕉ゆかりの地を訪ねて②)

「♪お江戸日本橋七つ立ち」と唄われた日本橋の北岸には魚市場が広がり、江戸庶民の台所として賑わっていました。           & …

下町探訪(第111回芭蕉ゆかりの地を訪ねて①)

 今回は松尾芭蕉を取り上げます。芭蕉は、1644年(寛永21年)、伊賀上野赤坂(今の三重県上野市)で郷士の身分を失っていた農民の子として生まれました。  1662年(寛文2年)、芭蕉19歳の頃より藤堂藩侍大将藤堂良精の嫡 …

下町探訪第110回 葛飾北斎ゆかりの地を訪ねて④

北斎は、その生涯に30回改名しています。自らの意思で改名していることが多いのですが、破門されて改名せざるを得なかったと思われる場合もありました。1794年(寛政6年)、北斎35歳の時勝川派から破門されたようで、それまで1 …

下町探訪第109回 葛飾北斎ゆかりの地を訪ねて③

遍照院を南下し、言問橋を隅田川の東岸に戻り、その北側に歩くと三囲神社があります。 <三囲神社> 文和年間(1352~6年)、近江三井寺の僧源恵が東国遍歴の際、この地に弘法大師ゆかりの朽ちた社があるのを見て、これを改築しよ …

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