人はいずれ親と死に別れなければなりません。不幸にして親と死に別れてしまった場合、相続人の確認、相続財産の把握、遺言書の検索をした上で遺産分割をしなければなりません。
相続人の確認は、普通はあまり問題になりませんが、被相続人が再婚で、初婚のとき生まれた子どもと没交渉できたような場合、必要になります。
初婚で生まれた子どもを外したまま遺産分割をしても、有効な遺産分割にはなりません。
さて遺産分割をする場合、遺言書が作られている場合と、遺言書が作られていない場合で、様相が変わってきます。
次頁からは、二つの場合に分けて、遺産分割にまつわる考慮すべき点についてお話しいたしましょう。
