中川口から荒川、新中川を東側に横切ったところにある西水門から、旧江戸川との合流点新川口まで約3キロメートルを新川といいます。
江戸川区では2007年に「新川千本桜計画」を発表し、水辺に1000本の桜を植えて桜の新名所とし、江戸時代から続く新川の歴史に触れることのできる江戸情緒あふれる水辺づくりを目指すとしています。

西水門広場には火の見櫓が建てられており
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水辺の両岸の並木とマッチして、心休まる景観を見せてくれています。
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ここから東側へ向けて両岸に遊歩道が作られていています。道端には釣り糸を垂れる人の姿がちらほらし、親子連れでカヤックを漕いでいる人もいます。
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まだ新川大橋の東側から新川口までの護岸整備は終わっていませんが、汚かった新川が見事に生まれ変わっています。
あんな殺風景だった新川がこのように生まれ変わるとはと感心する一方、そもそも「新川千本桜計画」は歴史遺産を再現しようとするものではないのではないか。
全く存在しなかった火の見櫓や江戸情緒溢れる橋や
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桜並木を
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作ろうとしているのではないかとの疑問ももたげてきてしまいました。

旧跡再現の在り方について考えてみる必要があるのではないでしょうか。